有効活用の種類

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土地の有効活用には様々な種類が考えられますが、最も重要なことは、その土地の性格と有効活用の手法とが適切にマッチングしていることです。

駅からの距離や、住環境、幹線道路からの距離と道路状況などから、最適な手法をとることが重要です。

また、リスクの許容度などオーナー自身の状況、ライフプランも考慮して、「総合的な判断」をすることも必要でしょう。

主な、活用の種類としては、更地・遊休地、駐車場、アパート、マンション、ワンルームマンション、オフィスビル、商業施設、ロードサイド店舗、高齢者向け施設 などがあります。

不動産有効活用の類型

不動産の有効活用の具体的な類型は次の通りです。
◆更地・遊休地
何も活用されていない土地のこと。いわゆる空き地。
◆駐車場
借地借家法の適用を受けないため、転用や売却が比較的容易である。
通常の駐車場の賃貸のほか、時間貸し(コインパーキング)や立体駐車場などのバリエーションがある。
◆アパート、マンション
アパートやマンションなどを建築し、居住用として賃貸する。
駅からの距離などの利便性、住宅環境、公共・商業施設との距離などで市場価値は異なる。
◆ワンルーム、マンション
分譲マンションの一室を購入し、賃貸する。
小額でも投資でき、所得税の節税にもつながるが、土地に関する負債利子は損益通算できない。
◆オフィスビル
土地の上にオフィスビルを建築し、賃貸する。
法人需要が主となるが、業務環境設備、立地条件、セキュリティーなどにより市場価値が異なる。
居住用に比べて景気変動の影響を受けやすい。
◆商業施設
飲食店や物販店を目的とした商業ビル。
商業立地としての適否が難しい。
テナント同士の相性やバランスが重要となります。
景気変動の影響を受けやすく、ハイリスク・ハイリターンの投資となります。
◆ロードサイド店舗
幹線道路沿いの土地を大手ファミリーレストランやスーパーなどのロードサイド型の店舗として賃貸します。
土地オーナーとテナントとの間の契約において、建築費用の負担(建築協力金など)や中途退去の場合のペナルティーの有無などを十分に確認することが必要となります。
◆高齢者向け施設
高齢者向けの施設のために土地を賃貸したり、施設を建築して賃貸したり、自身で高齢者物件を経営したりする。