8月になっても厳しい暑さが続いている今日この頃ですが、夏バテなどしていませんか?
友人の葬儀に参列したときのこと
先日、友人の葬儀に参列してきました。
中学生のお子さんもいるご家庭でしたが、1年4か月の闘病生活を経て旅立っていきました。
喪主である奥様の挨拶の言葉が印象に残っています。
「1年4か月の闘病生活でしたが可哀そうではなく、最後まで戦い切った夫を誇りに思います。」
気丈な言葉でしたが、参列した全員が目頭を熱くして、最後のお見送りをしました。
我々のような仕事をしていると保険は入っていたのかな…とか、これからの生活はどうするのかな…と余計な心配をしてしまいます。
人生の再スタート
人が亡くなるというのは家族や友人にとって大きな出来事です。
そして残された家族にとっては、葬儀の日ですべて終わる訳ではありません。
家族の人生は、そこから再スタートするのです。
相続手続きも行わないといけません。誰が何を相続するのか、葬儀が終わるとそういった手続きも必要です。
準備はその後でいいのか、というとそういうわけにもいきません。
できれば、元気なうちに準備をして、残された家族が困らないようにしておくべきでしょう。
お盆こそ、家族会議に最適な時期
お盆は親族が集まったり、お墓参りに行ったりして、「死」や「相続」をイメージする時期ですから話題としては出しやすいでしょう。
どんなことを話せばいいのか…ということになりますが、自分の希望や気持ちを伝えればいいのではないでしょうか?
その前に、まずは自分や家族に相続が起こった場合にどのようなリスクが予想されるのかしっかりイメージをしてみましょう。
相続人が遺産分割などで揉めそうなとき
うちは実は揉めるかも…と思っている場合には早めに専門家に相談したほうがいいかもしれません。
子どもがいなくて相続人に兄弟姉妹が含まれる場合などは要注意です。
ただし、兄弟姉妹には遺留分という最低限度の相続分が主張できる権利がないので、遺言があれば、相続分を要求される心配がなくなります。
残れる奥様のために、遺言などで事前に準備をすべきかもしれません。
多額の相続税の心配がある場合
相続税が心配なのであれば相続税の試算を専門家に依頼してみるのはどうでしょうか?
特例を使うと相続税がかからないかもしれませんし、逆に土地の評価が高くて多額の相続税が支払えないことになるかもしれません。
財産の棚卸をし、親族関係を整理をすることから相続対策がはじまります。
相続のことを考えたいという方は、ぜひ当社にご相談ください。