税理士試験の合否が発表されました
12月15日、国税庁から平成29年の税理士試験の結果が発表されました。
国税庁のHPでは統計的な数値が発表されていますが、今回の試験では財務諸表論の合格率が約3割になっており、例年にない高い合格率です。
一方で財務諸表論以外の科目の合格率は13%前後で例年通りといえます。
年齢別では25歳以下の受験者も約4000人ですが、26歳超の受験者の割合のほうが多いということで、受験されている方の年齢層があがっているという統計になっていると思います。
当然、20代前半の方は学生や受験専念などで時間的に有利なため合格率が高いようです。また、簿財から受験する方がほとんどだと思うので、受験歴が短い人ほど財務諸表論の合格率にひっぱられているのかもしれません。
税理士資格を得るためには基本的には5科目合格が必要ですが、大学院卒や国税OB、公認会計士、弁護士といった形で税理士試験5科目合格者以外もいます。
当社は現在6人の税理士が所属していますが、全員5科目合格者で、副代表の山本は6科目合格者(最終年に保険で2科目受験)です。
現在、税理士の受験をしているスタッフも働きながら学校に通って頑張っています。
平成29年度税理士試験の試験結果
平成30年税理士試験のスケジュール
税理士受験者の採用と求人
税理士や受験者の採用活動は通常8月と12月に集中します。
試験後か、発表後…というところが中心です。
夏は、試験が終わったタイミングで面接を受けて9月から働くというパターンです。
お盆の時期くらいに採用活動が集中します。
冬は合否がでたタイミングで面接を受けて1月から働くというパターンです。
合格科目が少なくて合否がでないと動けないという人も多いと思います。
合格科目が増えれば面接でも有利になるかも?とか、不合格だともう1年受験に専念したいとか、そういった思惑が交錯します。
採用する側の税理士法人としてはできれば夏のタイミングで採用したいところです。
12月から3月の確定申告時期、5月くらいの法人決算のピークまでは、実は採用活動に時間をかけたり、新人教育にまわす時間がない、というのが正直なところです。
1月から入社するといきなり確定申告ということもありえます。猫の手も借りたいということもありますが、社会人経験もない、パソコンも使ったことがない…という人だと逆にお荷物にもなりかねません。
それでも、税理士試験の合否がでた人が就職活動するこの時期に、いい人材がきてくれるなら繁忙期の採用活動や新人教育も頑張る、そんな思いで採用活動をしています。
横浜パートナーズで一緒に頑張りましょう!
当社でも今年は通年採用ということで動いていますので、是非この時期に税理士法人の面接を受けるなら是非、当社も候補として検討をお願いします。
科目合格者だけではなく、今回の試験でだめだったとしても働きながら受験をしたいと考えている方も歓迎です。